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ゴーヤの罠 -提督の修羅場-

最近、鎮守府内で私に関する良くない噂が流れているらしい。
どんな噂かは分からないが、とにかく艦娘達からの風当たりが非常に強い。
困ったものだ。

そして今日も朝から執務室に艦娘が押し寄せてきた。

金剛「HEY!テートク!どういうことネ!説明するネー!」
提督「ふぅ……金剛、朝っぱらからいったい何なんだ」
金剛「しらばっくれてもだめネー!ネタは上がってるデース!」
提督「何のネタだ、何の」
   「まぁ良い、そのネタとやらを私に教えてくれないか」
金剛「そんなこと……私の口からは言えないデース!」
提督「ん?何故だ?遠慮は要らない、言ってみろ」
金剛「そんなに私に言わせたいのデースかー!?」
   「やっぱり提督はそんな趣味だったのデースネー……」
   「私、帰りマース……」

金剛はひとしきり騒ぎ立てた挙句、しょんぼりして帰って行ってしまった。
……一体何なんだ。
まったく見に覚えは無い。
困り果てていると、また別の艦娘がやって来る。

榛名「提督!」
提督「む、次は榛名か」
榛名「榛名は……榛名は怒っています!」
提督「榛名が怒るとは珍しい」
   「一体何に怒っているんだ?」
榛名「榛名というものがありながら、あんなことを……!」
提督「そのあんなこととは一体何だ?」
榛名「そんなこと、榛名の口からは言えません……」
提督「ん?何故だ?遠慮は要らない、言ってみろ」
榛名「提督、榛名は提督のことをお慕いしておりますが……」
   「やっぱりだめです!そんな趣味、許せませんっ!」
提督「一体私はどんな趣味なんだ」
榛名「提督は少しおイタが過ぎます」
   「榛名、しばらく口を聞いてあげませんから!」

こうして榛名は怒りながら去って行ってしまった。
榛名があそこまで怒るとは只事ではない。
これは原因を究明せねばならない。

提督「とりあえず、聞き込みだな」
   「よし、近場の戦艦寮から回ってみよう」

こうして戦艦寮に向かう途中、山城に出くわした。

提督「山城、ちょっと良いか」
山城「……」
提督「聞きたいことがあるのだが」
山城「……」
提督「私に関する噂を何か知らないか?」
山城「……」
提督「山城、何故喋ってくれないのだ?」
山城「不幸……だわ……」
   「提督に話しかけられるなんて、私、不幸だわ……」

山城は暗い顔をしながら去って行ってしまった。
これは何か本格的にマズいことになっている気がする。
なんとしても原因を究明しなければ。

戦艦寮に辿り着く。
寮には休憩しているビスマルクが居た。

提督「おーい、ビスマル……」
ビスマルク「!?」

ビスマルクは私を見るなり慌てて立ち上がり、顔を真っ赤にして逃げ去ってしまった。

提督「……ズボンのチャックでも開いていたか?」
   「いや、ちゃんと閉まっているな」

仕方なく他の艦娘を探す。
そして比叡を見つけた。

提督「比叡」
比叡「あ、指令!なんですかー?」

よかった、比叡は普通のようだ。

提督「比叡、最近私に関する噂を何か聞いていないか?」
比叡「うーん、そうですねー……」

比叡は顎に手を当て考え込む。

比叡「あ、そうだ!」
提督「む、何か分かったのか!?」
比叡「提督!間宮に食事に行きましょう!」
提督「比叡……真面目に考えてくれないか」
比叡「真面目ですってー!」
   「だって、食事のことでしょう?」

比叡は良くわからないことを言う。

提督「食事の時間にはまだ早いだろう」

まだ昼前だ。
昼食にしては早過ぎる。

比叡「そうですかー?」
   「でも食事に行きたいって言ったのは提督じゃないですかー」
提督「む?私はそんなことは言っていないぞ?」
比叡「あれ、違うんですかー?」
   「じゃあいいです、また今度行きましょう!」

そう言うと比叡は去って行ってしまった。
やはり良く分からない。
とりあえず、戦艦寮に他の艦娘はいないようだ。

提督「うーむ、次は空母寮にでも言ってみるか」

空母寮へ向かう。
すると途中で蒼龍に出くわした。
彼女なら何か知っているかもしれない。
しかし蒼龍は私を見ると怯えた表情で後ずさる。

提督「蒼龍、ちょっと聞きたいことが……」
蒼龍「やだ……やだやだ!」
提督「あの、蒼龍、何が嫌なのだ?」
蒼龍「やだ……やだやだやだぁ!」

そう言うと蒼龍は逃げ去ってしまった。
そんなに私のことが恐いのだろうか。

仕方ない、他の艦娘を探そう。
空母寮には加賀が居た。

提督「あの、加賀さん、ちょっといいですか?」

加賀は鋭い眼光で私を睨みつける。

加賀「……大概にして欲しいものね」
提督「あの、私はまだ何もしていないが……」
加賀「頭にきました」

そう言うと加賀は弓を構える。

提督「わ、私が悪かった!」
   「では、さらばだー!」

私は逃げるように空母寮から飛び出した。
加賀さんは完全にお怒りだ。
私はそんなに悪人にされているのだろうか。

何にせよ、原因を突き止めないことには手の打ちようが無い。
次は、軽巡寮にでも行ってみるか。

軽巡寮には北上と大井が居た。

提督「北上、大井、少し話しがあるのだが」
北上「んぁー、何ー?提督、どしたのー?」

よかった、北上は普通だ。

大井「提督!北上さんに近寄らないで!汚らわしい!」

大井は普通では無かった。

提督「いきなりひどい言われようだな」
   「なんだ、私の何がいけないんだ?」
大井「とにかく!北上さんには指一本触れさせません!」
提督「いや、別に触れはしないが……」
大井「触れずに!?触れずにですか!?」
   「なら視覚に入れることすら許しません!」
   「提督、早く消えないと酸素魚雷で本当に消しますよ?」
提督「分かった、分かったから落ち着いてくれ」
北上「んー、まぁ、いいんじゃないー?」
   「実害は無いんだし、趣味は人それぞれだしねー」
大井「だめです!北上さんを汚すことは私が許しません!」
提督「別に汚しはしないが……」

大井は完全に警戒モードだ。
取り付く島も無い。
北上からは色々と聞き出せそうだったが、諦めるしかないか。

提督「わかった、私は帰るから、落ち着いてくれ」
大井「わかりました、今すぐ出て行って下さい」

仕方なく軽巡寮から出る。
そこに川内と神通が通りかかる。

提督「神通、ちょっと良いか?」
神通「あの、提督、何でしょうか?」

神通は少し怯えているようではあるが、比較的普通だ。

提督「最近、私に関する噂を何か聞いていないか?」
神通「あの……そんなこと聞かれると、私、混乱しちゃいます……」
提督「混乱させるようなことを言ったか?」
神通「あの、私、そう言ったことは……」
川内「夜戦!?夜戦の話ー!?」
提督「川内、夜戦の話ではなくて、私の噂の話だぞ」
川内「やっぱり夜戦の話してるんだー!」
   「ねぇ夜戦!夜戦しようよー!」

駄目だ、川内の夜戦スイッチが入ってしまった。
これは早々に立ち去る他は無い。

提督「わかったわかった、また今度な」
川内「絶対だからねー!」
提督「うむ、ではまたな」

うーむ。
ここまで来て収穫は無し、か。
比叡と北上は普通だった。
川内はいつも通りアレだった。
他は、怒っていたり怯えていたり。
推測しようにも情報が無さ過ぎる。

提督「こうなったら、駆逐艦寮に行ってみるか」

駆逐艦達は比較的私に懐いてくれている。
彼女達からなら何か聞き出せるだろう。

駆逐艦寮に向かう途中で響に遭遇した。
声をかけようと思ったが、蔑むような視線に耐えかねて逃げてきてしまった。
幸先の良くない展開である。

そして駆逐艦寮にたどり着いた。
そこには漣、曙、潮が居た。
しかし潮は私を見るなり泣きながら逃げて行ってしまった。

提督「漣、曙、ちょっと良いか?」
曙「何よこのクソ提督!」

……曙は普通、か?

漣「なんですか?ご主人さまー」
提督「うむ、私に関する噂で何か知っていることはないか?」
漣「うーん、ご主人様は、スク水が好きなのかにゃ?」
提督「む?なぜスク水なのだ?まぁ、普通だが」
曙「このクソ提督!」
漣「でも提督指定じゃないですか?」
提督「そうだが、それは機能性の問題であって趣味では無いぞ」
漣「なるほど、メモメモ……」
曙「このクソ提督!」

曙はいつもより怒り気味な気がしないでもないが、とりあえずスルーだ。
しかしようやく新しいキーワードが出てきた。
それはスク水だ。
これは大きな前進ではなかろうか。
スク水といえば、やはり潜水艦が関係するのだろうか。

提督「うむ、ありがとう漣」
   「では私は次へ向かうとするよ」
漣「行ってらっしゃいませご主人さま~」
曙「このクソ提督!」

漣と曙を後にして、次の艦娘を探す。
そして清霜を見つけた。

提督「清霜、ちょっと良いか?」
清霜「しれーかーん!何ですかー?」
提督「清霜は、私の噂を何か知らないか?」

そう聞くと清霜は周りを見渡した。
周囲に誰もいないことを確認し、私を部屋へと引きずり込む。

提督「清霜……?一体なんだ?」
清霜「もう、しれーかんったら!……お姉様達には内緒よ?いい?」

そう言うと清霜は服を脱ぎ出した。

提督「ちょっと!ちょっと待て!清霜、早まるな!」
清霜「ん?なーに?」
提督「だから、服を来てくれないか」
   「憲兵に見つかったら私は捕まってしまう」
清霜「大丈夫!ここは私としれーかんしかいないからっ!」
提督「全然大丈夫じゃない!」
   「とにかくここは一旦落ち着いて、そうだ、間宮にでも行こう!」
   「何か甘い物を食べさせてやるぞ!」
清霜「本当!?行く行くっ!」

なんとかこのピンチを切り抜けたようだ。
それにしても何故清霜は服を脱ぎだしたのだろうか。
スク水、とは関係無いよな……?

とりあえず、言ってしまった手前、間宮に行かねば。
間宮に向かう途中、重巡や空母達とすれ違ったが、皆一様に驚愕の目線を向けてきた。
私と清霜が一緒に居ることがそんなに珍しいのだろうか。
清霜は意に介せず、ニコニコしながらついてくる。

とりあえず、間宮で甘味を堪能した。
清霜は満足そうだ。
まぁ、これはこれで良かったか。

そう思って間宮を出ると、陸奥に呼び止められた。

陸奥「提督、ちょっと良いかしら?」
提督「む、なんだ?」
   「清霜、すまないが一人で帰っていてくれないか?」
清霜「はーい、しれーかーん」

そして路地裏へと連れて行かれる。
まさか、提督狩りか……?

陸奥「おねーさん、提督の趣味に口出しするつもりは無いけど……」
   「清霜ちゃんに手を出すのはさすがにどうかと思うな」
提督「何を言っているのだ?間宮で甘味を食べただけだぞ?」
陸奥「そうやって甘いもので釣って、清霜ちゃんを食べるつもりだったんですか!?」
提督「ちょっとまて、清霜を食べるとはどういう意味だ!?」
   「私は怪物か何かか!?」
陸奥「提督……?」
   「最近流れている噂のこと、知らないんですか?」

そして陸奥から驚愕の事実が告げられる。
それは、私がゴーヤをオカズにしているというものだった。
私は頭を抱えた。

提督「はっはっは」
   「もちろん、ご飯のお供のおかずのことだよな?」
陸奥「もちろん、夜のオカズのことですよ」
提督「はっはっは」
   「何故だ……何故そんな噂が流れているのだ……」
陸奥「分からないけど、ゴーヤちゃんは嘘をついてまで悪い噂を流す子じゃないと思うな」
提督「それは私もそう思うが……」
   「ゴーヤは素直な良い子だ、ちょっと素直過ぎることもあるが」
陸奥「けれど火のない所に煙は立たないと言いますから」
提督「しかし火種なぞ無いぞ」
   「いや、待てよ……」
陸奥「心当たりがあるんですか?」
提督「うむ、最近ゴーヤをチャンプルーといってからかっていたのだが」
   「そう言うと、ゴーヤは決まってオカズじゃないよぅと言い返すのだ」
陸奥「……それ、ですね」
提督「……それ、だな」
   「まぁ良い、原因は分かった」
   「陸奥、誤解を解くのを手伝ってくれないか?」
陸奥「仕方ないですね」
   「おねーさんが手伝ってあげましょう」
提督「恩に着るよ」
陸奥「でも提督、ちゃんとゴーヤちゃんに謝っておくのよ?」
提督「うむ、ちょっとからかい過ぎたようだな、悪いことをした」
陸奥「よろしい、じゃあ私は行きますね」
提督「うむ、ありがとう陸奥」

そして私は潜水艦寮へと向かった。
ゴーヤに謝ってこの噂をなんとかせねば、ろくに外も歩けない。

しかし、途中で夕立と時雨に出会ってしまった。
私は何事も無いかの如く通りすぎようとするが、夕立に話しかけられる。

夕立「提督さん!」
提督「な、なんだ夕立?」
夕立「提督さんは最近ゴーヤをおかずにしてるっぽい?っていう噂を聞いたっぽい!」
提督「その噂は誤解だぞ」
夕立「提督さんはゴーヤを食べないっぽい?」
提督「もちろんだ、私は怪物ではないぞ」
夕立「よかったっぽい!私も食べられるかと思って心配したっぽいー!」
提督「はっはっは、安心したまえ!」
夕立「でも、食べないおかずってどういう意味っぽい?」
提督「そ、それはだな……」
夕立「どういう意味っぽい?提督さん、どういう意味っぽいー?教えて欲しいっぽいー!」

私は困り果て、助けを求めるべく時雨に視線を送る。

時雨「……提督には、失望したよ」
提督「待ってくれ時雨、それは誤解なんだ!」
時雨「……」
夕立「提督さん、時雨には教えるのに、私には教えてくれないっぽいー?」

これは駄目だ、私にはこの場を収める方法が思い付かない。
よし、逃げよう!

提督「はっはっは」
   「では、さらばだ!」

必死で走る。
どうやら追っては来ないよようだ。
助かった。

そして潜水艦寮へと辿り着く。
そこでイムヤに出会った。

伊168「あぁん!水着が破けちゃうじゃない!」チラッチラッ

イムヤは水着を破き、こちらをチラチラ見つめている。
これは、アピールしているのだろうか?

提督「あの、イムヤさん……?」
伊168「水着が破けちゃうじゃない!」チラッチラッ
提督「いや、私はスク水に興味があるわけでは無いからな!?」
   「断じて違うからなー!」

私は逃げ出した。
もう嫌だ、早くこの噂をなんとかしなけえば。

次にイクに出会った。

伊19「提督!」
提督「む、イクか」
伊19「提督はスクール水着が好きなのね?」
提督「いや、それは違……」
伊19「そうなのね!イクをオカズにしてもいいのねー!」
提督「いや、断じて違うぞー!」

私はまたしても逃げ出した。

そしてようやくゴーヤの元へと辿り着く。
長い、長い道のりだった。

提督「ゴーヤ!これはどういう……!」
伊58「提督が、提督がいけないのでち!」

ゴーヤは頬を膨らましてそっぽを向いてしまった。

提督「別に悪気があった訳では……」
伊58「ゴーヤは傷ついたでち」
提督「それでこんな噂を流したのか……?」

ゴーヤは相当怒っているのだろうか。

伊58「提督がゴーヤをチャンプルー扱いするからいけないのでち!」
   「だから皆に相談したでち!」
提督「相談……したのか?」
伊58「そうでち!提督におかず扱いされない方法を相談したのでち!」

やはりそういうことか。
途中でおかずの意味が変わってしまったのだろう。
噂とは得てしてこういう物だ。

提督「……すまんかった。だからもう皆に言うのはやめてくれないか」
伊58「みんな同情してくれたでち、提督も悔い改めるのでち」

なんとかゴーヤの機嫌を直すことに成功した。
私はようやく安堵することが出来た。
これでまた平穏な日々が戻ってくるであろう。

……しかし、提督への風当たりはしばらく強いままであった。

- Fin -


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[ 2015/04/11 21:00 ] 艦これショートストーリー 短編 | TB(-) | CM(2)

ゴーヤかわいい
[ 2016/08/20 22:49 ] [ 編集 ]

>とーりすがりさん
ゴーヤかわいいです。ありがとうございます。ゴーヤかわいいです。
[ 2016/09/05 16:49 ] [ 編集 ]

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