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夜戦大好き!やせんだい☆その1

やせんだい!


【夜戦じゃないもん!】

現在時刻は23時をまわったところ。
夜も更け執務も終えて就寝の準備をする。

「あぁ、今日も一日平和だったなー」

提督は安堵のため息を漏らした。
ベッドメイクも完璧。(自分でやった)
後は心地よい夢の中へと落ちるのみ。

のはずだった・・・

バタンッ!!

提督の部屋のドアが勢い良く開かれる。
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[ 2016/06/11 19:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(4)

月の無い夜は

ふぅ……

今日はなんだか気分が沈みがちです。
世の中、色々なことがありますね。
良いことも、悪いことも。

そう分かっていても落ち込む時はあるのです。
今宵は、月が隠れています。
まるで私の心のようです。

はぁ……


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[ 2016/02/23 22:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(8)

浜茶屋執務室 -一航戦襲来-

浜茶屋間宮。
そこは夏限定で浜辺に出張する提督執務室を改造した食事処である。
食事と癒やしを求める艦娘達で大繁盛している。

そして今日も艦娘がやって来た。

\こんにちは/
浜茶屋間宮_赤城

赤城「加賀さん、ここが最近開店した浜茶屋だそうですよ」

加賀「そうですね、赤城さん。とても良い香りがします」

赤城「加賀さん、見てください!美味しそうな料理があんなに沢山!」

加賀「しかし誰もいませんね」

赤城「店員さんはどこに行ったのでしょうか」

加賀「きっとセルフサービスなのでしょう」

赤城「そうよね、ではさっそくいただきましょう」

加賀「何からいただきましょうか」

赤城「焼きそばにしましょう!ソースの香ばしい香りがたまりませんね」

加賀「そうですね、赤城さん。飲み物は何にしましょうか」

赤城「そうね、カレーにしましょう」

加賀「さすがは赤城さん。良い判断ね」

赤城「では、いただきます」

もぐもぐ

ごくごく

むしゃむしゃ

……

赤城「加賀さん、焼きそばなくなってしまいましたね」

加賀「品切れでしょうか」

赤城「カレーもなくなってしまいましたし、次はデザートを頂きましょう」

加賀「そうですね。デザートはかき氷にしませんか」

赤城「そうね、夏だものね」

加賀「色々な味がありますね」

赤城「順番に食べましょう」

加賀「そうですね。ではいただきましょう」

しゃりしゃり

しゃりしゃり

しゃりしゃり

キーン

\頭にきました/
浜茶屋間宮_加賀

赤城「あらあら、加賀さん。そんなに急いで食べなくてもかき氷は逃げませんよ」

加賀「べ、べつに急いで食べているわけでは……」

赤城「あらあら、焦っている加賀さんも可愛らしいですね」

加賀「あ、赤城さん……からかわないでください」

赤城「うふふ」

……

赤城「かき氷もなくなってしまいましたね」

加賀「そうでうね」

赤城「おいしかったですね、満足しました」

加賀「私もです。また来ましょう」

赤城「そうね。じゃあ次のお店に行きましょうか」

加賀「そうしましょう」

こうして一航戦の嵐は去っていた。

……

提督「ふぅ、少し席を外すつもりが長くなってしまったな」
提督「きっとお客さんが待っているだろう」

提督「……」

提督「食べ物がなくなってる!?」

提督「なんだ、なぜだ?準備はしておいたはずなのに」
提督「おかしいな……在庫もないぞ……」

提督「私の食事も兼ねていたのに……」
提督「仕方が無い、今日はもう店をたたむしかないな」
提督「執務、しよう……」

こうして、その日の浜茶屋は開店休業状態になったとさ。


おしまい。


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[ 2015/07/26 21:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(6)

浜茶屋執務室 -秘書艦北上の一日-

この夏、提督執務室は浜茶屋間宮として新装開店した。
執務用の机は取り払われ、代わりに焼きそばやカレーが所狭しと並べられたカウンターが置かれている。

外を見ればどこまでも続く砂浜。
青い海、弾ける飛沫、はしゃぐ艦娘達。

そこはまるで楽園のようであった。

……

「あついよーあついよ~……溶けそうだよー」
「提督ー、なんで執務室がこんなことになってるのさー」

今日の秘書艦は北上だ。
そして彼女は床に崩れ落ちている。

「うむ、それは夏だからだ」
「夏といえば海、海といえば浜茶屋」
「やって来る艦娘達を労うのも提督の仕事だぞ」

非番の艦娘達はよく海にやって来る。
良い気分転換になっているのだろう。

「それなら私のことも労ってよ~」

「何を言っているのだ、北上は秘書艦として執務中ではないか」

「こんなに暑くちゃ仕事できないよ~」
「クーラーつけようよクーラー」

北上は地を這いながら訴える。

「何を言っているのだ」
「フルオープンなのにクーラーつけても意味がなかろう」

ここは執務室であるが浜茶屋だ。
もちろん扉などない。
そもそも扉の面の壁を取っ払っている。

「じゃーかき氷食べていいー?」
「このままじゃ熱中症になっちゃうよー」

片隅には業務用かき氷器が鎮座している。
もちろん氷もセットされている。

「仕方ない、好きな物を食べるといい」

シロップは王道のイチゴやメロン、それに抹茶もある。

「ほんとに!?じゃー宇治金時食べる!」

「渋いチョイスだな」

「あんこは正義だからねー」
「あー、頭に響くー」

あまりにも暑かったからか、北上はかき氷を一気にかき込み頭にきているようだ。
あの頭がキーンとなる現象は夏の風物詩と言ってもいいが、中々に辛い。

「ゆっくり食べなさい」

そして北上はかき氷を食べ終える。

「よし、少し元気になったし、あたし泳いでくるよ」

「まてまて!秘書艦の仕事はどうするのだ!?」

駆け出す北上、止める提督。

「そんなの後でいいじゃん~」
「日が落ちてからやるよー」

「駄目だ」

「ちぇーっ」

相変わらず北上はサボりたがりだ。
しかしそれを上手くコントロールするのも提督の勤め。

「それに水着を持っていないだろう」

今年、北上は水着を買っていないはずだ。
なぜ水着を持っていないことを知っているのかって?
それは秘密だ。

「提督が買ってくれないからだよー」

「買ってやりたいのはやまやまだが、予算が下りなくてな」

ダメ元で申請したが、やはりダメだった。
かなり粘ったのだが、大淀は首を縦に振らなかった。
大淀に言われた「経費で買ってあげても喜びませんよ」という台詞が胸に響く。

「明石さんには買ってあげたくせにー」
「ひいきだー、ひいきだー!」

「あれは何故か工廠費で落ちたのだ」
「いったいどうやったのだか」

明石はちゃっかり水着をゲットしていた。
彼女は大淀と仲がよい。
まぁ、単純に工廠がかなり暑いからだろうが……

「ずるいよねー」
「あたしも魚雷売って水着買おうかなー」

北上は魚雷を何十本と支給されている。
たしかにかなり高価な物なので、売れば相当な額になるだろう。
売れれば、だが。

「そんな物騒な物を売るんじゃない!」
「それに次の作戦でその魚雷には活躍してもらわないといけないからな」

北上は言わば最終兵器だ。
それなのに最後の最後で魚雷が無い、では洒落にならない。

「ちぇーっ」
「水着欲しかったなー」

「本当に残念だ、真に遺憾だ」

北上の水着……あぁ、水着姿が……
妄想の世界へ旅立つ。

「じーっ」

見つめる北上。

「はっ!?」
「別にやましいことは考えていないぞ」

我に返る提督。

「ふーん、別にいいけど~」

北上はニヤニヤしている。

「ま、まぁ、給料が出たら買ってやらんこともないぞ」
「たしかに北上はよく働いてくれているからな、労ってやらねばならない」

という建前だ。

「やったー!提督にも見せてあげるからね~」

「う、うむ。期待しているぞ」

北上の水着姿……
そしてまた妄想の世界へ旅立つ。

「提督、顔が緩んでるよ~」

「はっ!?そ、それは幻覚ではないかね?」

急いで顔を引き締める。

「別にいいけどね~」

北上は相変わらずニヤニヤしている。

「さ、さぁ、執務を進めるぞ」

「はーい」

暑い中、執務を進める。
そこに一人の艦娘がやって来た。

「こんにちはー」

「へい!らっしゃい!」

「提督、その掛け声はちょっと違う気がするな~」

やってきた艦娘は入り口で困惑している。

「あのー……」

「おー、阿武隈じゃーん」

やって来たのは阿武隈だ。

「げっ、北上さん、なんでこんな所にいるんですか?」
「秘書艦の仕事はどうしたんですか?」

「いやだなー、ここは執務室だよー?」

ぱっと見浜茶屋だが、ここはれっきとした執務室である。

「そ、そうでしたね……」

「うむ、阿武隈よ食事か?」

「はい、何か食べようと思って」

「うむ、ではこちらの席へどうぞ」

阿武隈は席に着き、メニューとにらめっこしている。

「じゃあ、焼きそ……」

「カレーにしなよー」

阿武隈の注文を北上が遮る。

「えっ!?いや、私は焼きそばが……」

「提督、カレーひとつね!」

「はいよっ!」

「え、あ、あの……」

カレーがオーダーされる。
熱々のご飯に熱々のカレーがそそがれる。

「へい!おまちっ!」

阿武隈は困惑した表情で固まっている。

「やっぱり夏はカレーだよねー」
「阿武隈ー、あたしが食べさせてあげるよー」

北上は悪い笑みを湛えている。
これは確実に何かをしでかす顔だ。

「い、いや、自分で食べれますから……」

「そう言わずにさー」
「あーん」

北上はカレーをすくい、スプーンを阿武隈の口へと運ぶ。

「え?や、あ……」
パクッ。

嫌がりながらも受け入れる阿武隈。

「ふぁ、ふぁふい!」(あ、あつい!)

それはそうだろう。
なにせ出来たてのカレーなのだから。

「阿武隈、おいしいー?」

「北上さん!何をするんですか!熱いにきまって……」

涙ながらに訴える阿武隈。

「そうかー、おいしいかー」
「ほら次、あーん」

しかし阿武隈の抵抗虚しく、次のカレーが口へと運ばれる。
そして嫌がりながらも受け入れる阿武隈。

「ふぁ、ふぁ……ふぁふ……」(あ、あ……あつ……)

阿武隈は半泣きだ。

「そうかそうかー、おいしいかー」
「まだまだ沢山あるからねー」

次から次へと阿武隈の口に運ばれるカレー。
阿武隈の瞳が潤む。
恍惚の表情を浮かべる北上。

「ほら、最後の一口だよ?」
「あーん」

「あ、あーん」
もぐもぐ。

だいぶ冷めてきたのか、最後の方は普通に食べていた。
しかし熱いものは熱い。
阿武隈の頬を大量の汗が滴り落ちる。

「阿武隈ー、おいしかったー?」

「熱かったです……」

「そっかー、おいしかったかー、よかったよかった」

北上は相変わらず笑みを浮かべたままだ。
そして頬の汗を指先で拭う。

「きゃっ!?」

「こんなに汗かいちゃって、それに顔も真っ赤だよ?」

阿武隈は顔をそむける。
頬に手をあて、阿武隈の顔を前に向け直す北上。
阿武隈の頬がさらに赤らむ。

「阿武隈は可愛いなー」
「熱くなっちゃったから、冷たいものを食べようか」

「あ、はい」

ホッとした表情の阿武隈。
しかし北上は相変わらず悪い顔をしている。

「じゃー、かき氷ねー」
「味はイチゴがいいかなー」

またもや勝手に決める北上。

「もう、それでいいです……」

諦める阿武隈。
そしてかき氷が運ばれてくる。

「あっ……」

阿武隈がスプーンに手を伸ばすが、それより先に北上がスプーンを掴む。

「じゃー、口あけてー」

「いや、自分で食べれますからっ!」

「はい、あーん」

「あ……」
パクッ。

阿武隈はなすがままだ。

「おいしいー?」

「おいしいです」

普通に食べさせている。
阿武隈は安心した表情をしている。

「ほら、次ー」
「ほらほらー、次だよー」
「まだまだあるからねー、次次ー」

「え、や、北上さん、そんなに続けて食べたら……」

阿武隈の抵抗虚しく、次々とかき氷が口に運ばれる。

「んっ!んーっ!」

頭を抱える阿武隈。
冷たいものを一気に食べれば頭がキーンとすることは間違いない。

「どうしたのー?口、あけてー?」

「北上さん待ってください!まって……」

問答無用で口にかき氷を放り込む。
涙目の阿武隈。
北上は相変わらず恍惚の表情を浮かべている。

「北上よ、エグいやつだな……」

提督は思わず呟く。
かき氷はみるみるうちに減っていく。
阿武隈は半泣きになりながら……いや、泣きながらかき氷を食べている。

「んーーっ!」

阿武隈の声にならない悲鳴が執務室に響き渡る。
そして最後の一口を食べ終える。

「全部食べたね、えらいえらい」

「もう……いや……」

阿武隈は満身創痍だ。
北上は阿武隈の涙を拭い、頭を撫でる。

「本当にお前たちは仲が良いな」

提督は素直な感想を口にする。

「もちろんだよー」

「良くないですっ!」

北上と阿武隈の声が重なる。

「はっはっは、仲良きことは素晴らしきことだ」
「さぁ北上、執務に戻……」

「じゃ、阿武隈と泳ぎに行ってくるねー」

「えっ!?ちょっ、私は行きませ……」

北上は強引に阿武隈の手を引き駆け出す。

「北上!まっ……」
「まぁ、良いか」

提督は静止するのをやめて、温かい目で二人を見送った。

「ほらほら、行くよー」

「北上さん、そんなに引っ張らないでーっ……」

二人の声が遠ざかる。

「まぁ、こんな日も悪くないかな」
「平和だ」

提督は走り去る二人を見つめながら、噛みしめるように呟いた。

「ところで、北上は水着をどうするんだろうか」

そんな疑問を抱いた時には、すでに二人の姿は見えなくなっていた。

- Fin -


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[ 2015/07/25 19:30 ] 艦これショートストーリー 短編 | TB(-) | CM(2)

提督、怒りの第二次サーモン海戦

- 7月 -

月が変わり、今月もまたエクストラ海域の攻略が開始された。

歴戦の提督達が各海域を順調に攻略していく。

そんな中、一人の提督が大破したとの情報が飛び込んできた。

提督「なにっ!?それは本当か!?」

大淀「はい、第二次サーモン海戦において大破されたそうです」

提督「なんということだ……」
提督「くっ、レ級!許すまじ!」

大淀「提督、落ち着いて下さい」
大淀「大破しただけです、時間が経てば回復します」

提督「だから何だというのだ!友がやられたのだぞ、黙ってみていられるか!」
提督「これより、第二次サーモン海戦の攻略を開始する」

大淀「提督!待って下さい!」
大淀「我が鎮守府にそのような資源はありません!」

提督「たとえ鋼材が1万しかなかろうとも、やなればならない時がある」

大淀「しかし!大規模作戦も控えているのですよ!?」

提督「分かっている、だがここで引くことはできぬ」

大淀「わかりました、提督がそこまで仰るのであれば……」
大淀「第二次サーモン海戦攻略、開始します!」
大淀「全艦、出撃準備!」

提督「ここで負けるわけにはいかぬ!奮い立つのだー!」

\うおぉーっ!/

そして第二次サーモン海戦攻略の火蓋は切って落とされた。

……

戦艦大和フェイス


 <旗艦、大和!出撃します!



提督「頼むぞ大和!君の活躍にかかっているのだ!」

大和「お任せ下さい提督」
大和「必ずや、勝利を!」

そして、大和率いる第一艦隊は順調に海域を進軍していた。

その時、やつが現れたのだ。

戦艦レ級フェイス


 <……



大和「戦艦、レ級……」
大和「皆気をつけて!来るわっ!」

レ級「アハハハハ!」
レ級「沈メッ!」

レ級との戦闘は壮絶を極めた。

敵の爆撃を防ぎ、雷撃をかわし、砲戦へと持ち込む。

大和「レ級、補足!全主砲、薙ぎ払え!」

レ級「アハハッ!ソレダケカ!?」

大和「くっ、まだよ!絶対に負けるわけにはいかない!」

レ級「コノ雷撃ニ、耐エラレルカ?」

\どーん/

<ぐわーっ!

大和「被弾!?中破!?損傷した者は下がってっ!」

レ級「アハハハハハ!」

大和「まだよ!これより夜戦、開始します!」
大和「戦艦大和、突撃します!」

レ級「沈メッ!」

大和「きゃっ!被弾!?まだ、大丈夫!」
大和「これで終わらせる!全砲門、一斉射!」

\どーん/

大和「やった……!?」

レ級「アハハハ!」

大和「駄目だったの……?」

レ級「フフ、ナカナカ楽シメタヨ」
レ級「マタ、遊ボウ!」

そしてレ級は撤退していった。

大和は勝利したのだ。

大和「提督、やりました!」

損害は大きかったものの、それ以上の戦果を得られた。

レ級を撤退させた功績は大きい。

鎮守府に帰投すれば提督は褒めてくれるだろう。

大和は心を踊らせながら帰還するのであった。

- Fin -


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[ 2015/07/11 12:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(4)

提督と電の昔話

それは遠い遠い昔のことだった。
まだ横須賀と呉と佐世保の3つの鎮守府しかなかった頃のこと。

とある鎮守府に一人の提督がいた。
彼は横須賀鎮守府に着任していた。
新米だったが、とてもやる気にあふれており、精力的に出撃し練度を高めていた。

ところが……

……

「くっ、こんなんじゃ駄目だ!」

提督は1-4の壁に阻まれていた。
何度チャレンジしても越えられない。

「はわわわ!司令官さん、落ち着くのです」

提督は焦り、電は慌てていた。

「しかし……」
「やはり駄目だ、攻略も進まないし練度も上がらない!」

着任してから、しばらくはスムーズに攻略できた。
しかしそれは初めだけだった。

それ以降、攻略は遅々として進まず、練度も上がらない。
1-3以降、何の戦果も得られていないのだ。
こんなことでは提督としての使命が果たせない。

「焦ってはいけないのです、ゆっくりやればいいのです」

電の言う通りだ。
落ち着くべきだった。

「しかし、やはりこのままではいけない!」

提督は真剣に考え込む。

「司令官さん……」

心配する電。

「……」

そして、提督は何かを決意したような表情を浮かべた。

「電、あの方法を使おう」

焦りは思考回路を鈍らせる。
そして間違った決断を下させる。

「……!」
「あの、司令官さん、それは……!」

「しかしこれしかもう方法は残っていないんだ!」

「……わかりました」
「電は大丈夫なのです」

「すまないな電、耐えてくれ」

提督は禁断の方法に手を染めてしまったのだ。
あの、忌まわしき大破進撃レベリングに……

そして電は出撃して行った。
一人で。

「まだまだ、行けるのです」
「沈まなければ……なんてことはないのです」

「電……」

電は健気に頑張った。
大破しても入渠せず、何度も何度も出撃した。
そして練度は上がった。

「司令官さん!電、強くなったのです!」
「これで1-4も楽勝なのです!」

「うむ、よし!1-4に出撃だ!」

練度を高めた電率いる艦隊は無事1-4を攻略した。

「やったのです!電の勝利なのです!」

「やったぞ!初めての大きな戦果だ!」
「電のおかげだ、ありがとう!」

「そんなことはないのです、司令官さんの指揮のおかげなのです」
「まだ先は長いのです、まだまだ頑張るのです!」

そう、まだ先は長かった。
1-4を越えた先には2-4が待っている。

勢いに乗った提督は、そのまま2-4へと挑んだ。
しかし、大敗を喫してしまったのだ。

「なぜだ……」
「あんなに練度を上げたのに……」

「司令官さん、大丈夫なのです」
「練度が足りなければ、もっと上げればいいのです」

「し、しかしそれでは電が……」

「大丈夫なのです」
「ちょっと鍛えてくるのです」

そう言って電は一人出撃して行った。
大破しても入渠することなく何度も何度も。
ボロボロになりながらも電はくじけなかった。

「電……大丈夫なのか……?」

「大丈夫なのです、練度もかなり上がったのです」
「これで2-4もクリア間違いないのです!」

電はそう言って微笑んだ。

何度も砲撃を受け、艤装は焼け焦げ、体はすすまみれ。
それでも練度を上げ続けた電は確実に成長していた。

そして2-4へと出撃していった。

結果は快勝。

ついに序盤の壁を突破したのだ。

「司令官さん!やったのです!」
「頑張った……電、頑張ったのです!」

「やったな!電のおかげだ!」
「よし、今夜はパーティーだ!」

二人は小さな祝勝会を開いた。
おいしい食べ物を食べ、あまいジュースを飲み。
幸せな時間は続いていった。

この幸せがいつまでも続くと思っていた。

今日までは……

……

「司令官さん!大ニュースなのです!」

大声をあげながら電が執務室へと飛び込んできた。

「む、どうしたんだ電?」

「近々、大きな作戦が発令されるのです!」

「なんだって!?」
「これはチャンスだ!電の実力を見せつける良い機会じゃないか!」

電にはとても辛い思いをさせてしまった。
ここで活躍して戦果と勝利を与えなければならない。

「そんな大げさなのです」
「でも、ちょっとだけ自信はあるのです」

「よし、さっそく大本営に出撃許可を取ろう!」

提督は大本営へと電信を打った。
もちろん出撃許可が下りると思っていた。

「……」
「司令官さん……」

電はとても暗い顔をしていた。

「どうした電?」
「恐くなったか?はっはっは」

電は悲しそうに、言葉を続けた。

「出撃許可が、下りなかったのです」

「なっ、それは本当か!?」

「本当、なのです……」

「なぜだ、あんなに頑張ったのに!」
「大本営はなぜ認めてくれないのだ!」

バンッ!
両手を机に叩きつける。
提督は怒りに震えていた。

「勝率の低い艦隊は出撃を認めない、とあるのです……」

「なっ……!」

そう、出撃が許されなかった原因はあの大破進撃にあったのだ。
心も体も勝率も犠牲にして練度を上げた。
そこまでして鍛えたのに、そのせいで作戦に参加できなくなってしまった。

「いやまだ、今から勝率を上げれば!」

必要な勝率は76%以上。
現状の勝率は25%。
絶望的だった。

「司令官……間に合わないのです」

「……」
「そう、だよな……」
「いったい何のために頑張ってきたというのだ!!」

提督は叫んだ。

「仕方ないのです……」
「今回の作戦は諦めるしかないのです」
「その次があるのです!それまでに勝率を上げて……」

「駄目なんだ」
「それじゃ遅いんだよ!」

期間限定の作戦。
戦果を上げればそれに見合った報奨が与えられる。
そう、ここでしか手に入らないものが。

しかし、この作戦を逃せばそれを手に入れることはできない。
そして、その事実が提督に襲いかかる。
提督の心はきしみ始めた。

「もう二度と同じ作戦は発令されないんだよ!」
「もう、二度と……」

なぜあんな決断を下したのか。
なぜ大破進撃してまで練度を上げてしまったのか。
間違った決断を下してしまった事への後悔と怒りが提督を押しつぶす。
そして提督の心は壊れてしまった。

「ははは……」

提督の口から乾いた笑いがこぼれる。

「司令官さん……」

「もういい」
「もう、終わりにしよう」

そう言うと提督は電の前から消えていった。

電「司令官さん……ごめんなさい……」
電「電が、電がもっと強ければ……」

電の目から涙がこぼれる。

そして電の世界は歪み始める。
空間がきしみ、ノイズがかかり、徐々に壊れていく。

電「たとえ作戦に参加できなくても、電は、電は……」
電「司令官さんと一緒にいられればそれだけで……」
電「しあわ……

そして世界は暗転した。

……

提督は正気を失っていた。
怒りに任せて艦隊を凍結した。
電との日々は消えてしまった。

もうあの笑顔を見ることはできない。
もう二度と微笑んでくれることはない。

提督は激しく後悔した。

電はあんなに頑張ってくれたのに。
電はあんなに優しくしてくれたのに。

それをいともたやすく消してしまったのだ。
そして後悔の念に押しつぶされた提督の心は閉ざされた。

そして数ヶ月後……

部屋の片隅でうずくまっていると、どこからともなく声が聞こえてきた。

司令官……司令官さん……
会いたい……会いたいのです……

「電っ!?」

司令官さん……
電は……待っているの……です……

「どこだ!どこにいるんだっ!?」

部屋を見渡したが誰もいない。

もう鎮守府は満員。
提督には戻れない、そう思っていた。

しかし、新しい泊地が解放されていたのだ。

提督は決意した。
また電に会いに行こうと。
捨ててしまったあの日々を取り戻そうと。

そして彼はまた提督として舞い戻ってきた。
無事に着任することができたのだ。
もちろん、初期艦は電。

「電……」
「すまない、本当にすまなかった……」

提督は誠心誠意謝った。
謝って許されることでもないことは承知していた。

「はわわわ!謝らないで欲しいのです」
「今日はお祝いをする日なのです!」

「しかし、私が電を捨てて……」

「それ以上言ったら怒るのです!」
「そう思うのなら、電を幸せにするのです」

電は怒らなかった。
提督を迎え入れてくれた。

「そう、だな!」
「もう、二度と離さないからな!」

「約束、なのです!」

そう言うと電は優しく微笑んだ。
いつものように。

- Fin -


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[ 2015/06/13 21:00 ] 艦これショートストーリー 短編 | TB(-) | CM(2)

指輪の魔力に当てられて

< 前編 : 大和ホテルに魅せられて >

……

150509_しぐにゃんが見てる

……

朝。
私は眠気を振り払いながら起床する。

提督<今日も雨か……

今は梅雨。
しとしとと雨が降り続いている。

提督<ん~!今日も頑張らねばな!

<提督?

提督<む、誰だ?

150509_しぐにゃん1


 <提督、ボクだよ。


提督<しぐにゃん!おはよう!
提督<今日も雨だね!

150509_しぐにゃん1


 <うん、いい雨だね。


提督<そうだね!
提督<ところでしぐにゃん、何か用かい?

150509_しぐにゃん1


 <いやだな提督。

 <ボクは今日秘書艦だよ?


提督<それで起こしに来てくれたのか?
提督<しぐにゃんは気が利くなぁ!

150509_しぐにゃん4


 <ありがとう。

 <……


提督(こ、これは!良い雰囲気だ……!)
提督<時雨、今日も君は可愛ぃ

150509_しぐにゃん1


 <提督、最近噂を聞いたんだけど。


提督(あぁ!言えなかった!)
提督<む?どんな噂だ?

150509_しぐにゃん2


 <大和さんとケッコンするっていう噂だよ。


提督<ななな、なんでそれを知っているんだ?
提督(私は誰にも言っていないし、大和は言いふらしたりしないだろうし)
提督(そもそもその約束をしたのは昨日だし……)

150509_しぐにゃん3


 <そんな重大なこと、隠せると思っているのかい?


提督<べ、べつに隠していた訳ではないぞ!
提督<昨日の今日だし、忙しかったし!
提督<それに私がしぐにゃんに隠し事をする訳は無いぞ!

150509_しぐにゃん1


 <そうだよね。


提督<うむ!
提督<大和はもうすぐレベル99だからな。
提督<その功績を讃え、対価を与えるのも提督の役目だ。

提督<べ、べつに大和ホテルの居住性が良いからではないぞ!
提督<スリスリしても怒らないとか、抱きつかせてくれるとかでもないぞ!
提督<そんなやましい気持ちは一切無いからな!な?

150509_しぐにゃん3


 <……今日の夜も雨かな?

 <夜戦なら、きっとボクでも……


提督<あーっ!あーっ!
提督<だめだよしぐにゃん!
提督<五連装酸素魚雷に熟練見張員まで積んでいるんだから!
提督<絶対カットインはダメだからな!?
提督<いくら大和の装甲が厚くても大破しちゃうからな!?

150509_しぐにゃん2


 <そんなに大和さんのことが好きなんだ。


提督<そ、いや、あの、好きだけど……
提督<しぐにゃんのことも好きだぞ!
提督<もちろん、ケッコンして欲しいさ!

150509_しぐにゃん4


 <本当に?


提督<もちろんさ!
提督<レベル99になったらすぐにケッコンさ!
提督<ちゃんと指輪も用意してあるさ!
提督<今すぐにだってケッコンしたいくらいさ!

150509_しぐにゃん1


 <そっか、ありがとう。


提督<うむ。
提督<今はまだレベルが足りないが……
提督<いつかきっとケッコンしよう!

150509_しぐにゃん4


 <約束だよ?


提督<うむ、約束だ。

……

こうして提督と時雨は誓いを交わしたのであった。

いつか訪れる、その日のために。

- Fin -


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[ 2015/06/04 21:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(2)

大和ホテルに魅せられて

私は大和ホテルの一室に引き篭もっていた。

(大和ホテル、提督室)
150602_大和ホテル提督室

もうこの部屋から出たくない。
居心地が良すぎるのだ。

冷暖房完備。
食事も豪華。
至れり尽くせりなのだ。

あぁ、ダメになる。
分かっている。
でも抜け出せないのだ。

150602_大和1


 <あの……提督?


提督<ん、どうしたんだ大和?

150602_大和1


 <いつまでそこにいらっしゃるのですか?


提督<ずっとだよ。

150602_大和1


 <提督……

 <もぅ、仕事も溜まっているのですよ?


提督<いやだー!でたくないー!
提督(スリスリスリ)

150602_大和2


 <きゃっ!?

 <ふとももに顔をこすりつけないで下さい!


提督<午前中だけ、午前中だけだから~。
提督<午後になったら仕事するから~。

150602_大和1


 <仕方ないですね……

 <午後になったらちゃんと仕事するんですよ?


提督<やったー!ありがとう大和ー!
提督(抱きっ)

150602_大和2


 <きゃっ!?

 <抱きつかないで下さいっ!


提督<あー、ほんと大和の居住性は素晴らしいなー。
提督<私がダメになったのは大和のせいだからなー。

150602_大和1


 <もぅ、人のせいにしないでくださいよ……

 <もっとしっかりしないと駄目ですよ?


提督<わかっているさー。
提督<わかっているともー。
提督(スリスリスリ)

150602_大和2


 <きゃっ!?

 <徹甲弾はダメですっ!本当にっ!


提督<あー、ひんやりするー。

提督<む、これはやましい気持ちでやっているのではないぞ。
提督<徹甲弾からエネルギーを補充しているのだ。

150602_大和1


 <本当ですか?

 <それで提督のやる気が出るならいいですけど……


提督<大和は優しいなー。
提督<あ~、ダメになる~。
提督(スリスリスリ)

150602_大和1


 <もぅ……いいの?そんなことして。

 <ちゃんと責任は取ってもらいますからね?


提督<わかっているさー。
提督<レベル99になったらなー。

150602_大和1


 <それなら何をしてもいいです。

 <……約束ですよ?


提督<うむ、約束だ。

……

こうして私は大和ホテルを満喫したのであった。

しかし私は気づいていなかった。

提督室の扉が少し開いていることに。

そして、その奥から覗く瞳に……

- 続く -

……

< 後編 : 指輪の魔力に当てられて >


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[ 2015/06/02 21:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(2)

北上さまとお風呂

提督「ふぅ、今日も一日疲れたなー」
提督「執務室に帰ってゆっくりと休もう」

ジョボジョボ

提督「ん?執務室の中から何か音が?」

ジョボジョボ

提督「これは、水の音か?」
提督「怪しい……」

ガチャッ
思い切ってドアを開ける。

執務室に入ると、北上が居た。

北上さまとお風呂

北上「いい湯~だな~♪」

ジョボジョボ

北上「いい湯~だなぁ~♪」

ジョボジョボ

提督「あの、北上さんや、何をしていらっしゃるのですか?」
北上「んぁー?お風呂にお湯を溜めてるんだよー」
提督「えっと、何故北上がお湯を張っているんだ?」
北上「んー、ほら、私ってイベント以外の時ってけっこう暇じゃん?」
北上「だから、たまには仕事しないとねー」

別に気にしなくてもいいのだが。
というか、何故仕事がお風呂係なんだろう。

提督「14cm単装砲って、お湯出せるのか……」
北上「当たり前じゃないー」
提督「しかしあまり量は入らないんじゃないか?」
提督「汲みに行くのは大変だろう」
北上「やだなー、無限湧きするに決まってるじゃないー」

えっ!?
14cm単装砲ってそんな機能付いてたっけ……
そもそも、お湯が出ること自体驚きなのだが。

北上「提督、お風呂に入りたいのー?」
提督「む、そうだな、今日は疲れたしゆっくりしたいな」
北上「へー」ニヤニヤ
北上「じゃあ、私がお湯かけてあげるよー」

シャーッ

提督「あつっ!?ちょ、あっつ!?」
北上「いいお湯でしょー?」

シャーッ

提督「ちょ、やめて!ほんと熱いからやめて!」
北上「遠慮しなくてもいいのにー」
北上「ほらほら~」ニヤニヤ

シャーッ

提督「北上、ほんとやめて!アッ、ア”ーッ!」

……

北上「あれー?提督?」
北上「動かなくなっちゃった」
北上「ちょっとやり過ぎたかなー?」
提督「きーたーかーみー」
北上「うわっ!?提督が起き上がった!?」
提督「これは少しお仕置きが必要だな……」
北上「冗談、冗談だって!そんなに怒らないでよ~」
提督「もう謝ったって遅いからな!くらえー!」

提督は両手を天に突き出した。
その瞬間、まばゆい光が放たれる。

提督「提督奥義、中破フラーッシュ!」

ピカーッ!

北上「きゃっ!?なに!?」

北上さまとお風呂_中破

北上「やだ、服が……」
提督「ふははは!これは108ある提督奥義の一つ、中破フラッシュ!」
提督「この光を浴びた艦娘は艤装が中破状態になるのだ!」
北上「あー……これはさすがに恥ずかしいかなー」
提督「はっはっは」
提督「私を貶めた罰だ!存分に恥ずかしがるがよい!」
北上「もー、提督は変態だな~」
提督「ふふふ、絶景、絶景!」ニヤニヤ

最高の眺めを堪能する。

提督「む、そうだ!」
提督「どうせなら一緒に入渠しようじゃないか」
北上「えー、提督じろじろ見つめてくるから嫌だな~」
提督「よいではないか、よいではないか!」
北上「ちょっと!手をわさわさしながら近づいてこないでよ!」
北上「もー、何をする気だよ~」

ジリジリ
にじり寄る提督、後ずさる北上。

提督「さぁ、観念するのじゃー!」
北上「あのさ、提督」
提督「なんだ?今更やめろと言っても遅いからな?」
北上「いや、そうじゃなくて」
提督「なんだ?諦めて私と一緒に入渠する決意を固めたのか?」
北上「いや、後ろ」

大井っち

提督「うおっ!?」

大井は満面の笑みで佇んでいた。

提督「いや、大井、これはだな、違うのだ!」
提督「スキンシップの一貫というか、絆を深めるためというか……」
提督「あっ、そうだ!大井も一緒に入渠しようじゃないか!」
提督「北上と一緒なら問題なかろう!」

ガシッ!
大井は提督の肩をわしづかむ。

提督「ヒッ!」
大井「あら、肩に糸屑が」
提督「あああ、ありがとう」
大井「さ、提督、隣の部屋に行きましょうか」
提督「いや、話があるならここでも……」
大井「さ、行きましょう」

ズルズル
提督は大井に引きずられ隣の部屋へと消えていく。

提督「大井、待ってくれ!まずは話し合おう!」
大井「そうですね」
大井「まずは体で話し合いましょうか」

パシーン!
何かが叩きつけられる音がする。

提督「ア”ーッ!」
大井「さ、提督、もっとよく話し合いましょう」

パシーン!
提督「ア”ーッ!」

パシーン!
提督「ア”ーッ!」

パシーン!

……

その後、提督は無残な姿で救出されたとさ。

- Fin -


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[ 2015/05/30 21:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(0)

時雨の嫉妬

夜の鎮守府。
その片隅にひっそりと営業しているバーがある。

150524_夜のバー

カランカラン

提督<マスター、やってるー?

……

提督<マスター?あれ、いないのかな?

提督<まぁいい、待たせてもらおう。

そう言って私はカウンターに腰を下ろす。
暫くすると、ドアが開く音がした。

カランカラン

提督<む、誰か来たようだな。

150509_しぐにゃん3


 <提督、いるの?


提督<しぐにゃん!君も飲みに来たのかい?

150509_しぐにゃん1


 <うん、提督が入っていったのが見えたから。


提督<そうか、じゃあ一緒に飲もう!

そう言うと時雨は提督の隣の椅子に腰を下ろす。

150509_しぐにゃん4


 <……


提督(こ、これは!良い雰囲気だ……!)

提督<時雨、今日も君は可愛ぃ

150509_しぐにゃん1


 <提督、最近買い物をしたんだって?


提督(あぁ!言えなかった!)

提督<うむ、ちょっとした物をな。

150509_しぐにゃん1


 <それは、気に入っているの?


提督<うむ、とても良い買い物をしたよ。

一日一回は眺めてニヤニヤするくらいは気に入っている。

150509_しぐにゃん4


 <そっか。

 <でも、余り無駄遣いするのは関心しないな。


提督<うっ……

提督<しかしこれは、必要経費というか、何と言うか……

150509_しぐにゃん2


 <そんなに北上さんのフィギュアが欲しかったの?


買った物はねんどろいど北上だ。

提督<いや、まぁ、これはだな……

提督<艦娘を……艦娘を理解するために買ったのさ!

150509_しぐにゃん1


 <そっか。

 <お酒、注いであげるね。


ドンッ!

時雨はでかいビールジョッキを取り出した。

提督<む、ビールを注いでくれるのか。

提督<まずはビール、基本だな!

とくとくとく……
ジョッキにアルコールが注がれる。

提督<……

提督<あの、時雨さん……

提督<それ、消毒用エタノールって書いてありますが……

150509_しぐにゃん3


 <……


提督<あの、時雨さん……?

提督<もしかして、怒っていらっしゃる……?

150509_しぐにゃん4


 <いやだな提督、ボクは全然怒っていないよ。

 <さぁ、飲んで?


提督<あの、なんで怒っていらっしゃるのでしょうか……?

提督<無駄遣いをしたことでしょうか?

提督<それとも、他の艦娘のフィギュアを買ったこと?

150509_しぐにゃん1


 <両方だよ。


提督(これはまずい……!)

提督(しぐにゃんは確実に激おこだ!)

提督<いや、あの、その……

提督<本当はしぐにゃんのねんどろいどが良かったのだが……

提督<発売っされていなくて、仕方無くだな……

150509_しぐにゃん3


 <……


提督(やばい!全然説得できそうにない!)

提督<そ、そうだ!実はだな、9月にしぐにゃんのフィギュアが発売されるんだ!

提督<今、予約を受付中なのだが、もちろん予約したぞ!

150509_しぐにゃん1


 <そっか。


提督<もちろん、1/8スケールのでっかいやつさ!

提督<ねんどろいどよりもでっかいやつさ!

150509_しぐにゃん4


 <やっぱり、無駄遣いをするのは関心しないかな。

 <でも、たまになら、いいよ。


提督<しぐにゃんならそう言ってくれると思ったよ!

提督<私がしぐにゃんのフィギュアを買わない訳がないからね!

提督<そのためにちゃんとお小遣いも貯めているのさ!

150509_しぐにゃん1


 <提督、ありがとう。

 <ちゃんとボクのことも見ていてね。


提督<もちろんさ!

提督<一瞬たりともしぐにゃんのことを忘れたことなんてないさ!

……

こうして提督は時雨の怒りを収めることに成功した。
そして提督と時雨は夜のバーで素敵な一時を過ごしたのであった。

提督(帰ったら予約しなきゃ……!)

- Fin -


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[ 2015/05/24 21:00 ] 艦これショートストーリー ネタ編 | TB(-) | CM(2)





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